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  切削油編 

引き抜き加工用油

これは切削油です

切削油と一口に言ってもいろいろあります。不水溶性切削油と水溶性切削油です。
最近はドライカットなる言葉が流行っていますが、弊社では横型マシニングに限って言えば全て不水溶性切削油を使用しています。

一概にこれが良いなどとはいえません、不水溶性の良いところ、水溶性の良いところがあります。

不水溶性の良いところは、なんと言っても潤滑性の良さでしょう。

水溶性は比熱の高さから抜群の冷却性といえます。水溶性は濃度管理をしっかりしていないと本来の性能が発揮されません、また夏場になるとバクテリアが繁殖しイヤなにおいを出したり、濃度が薄くなると錆の原因となったり、機械の潤滑油と混ざりヘドロ状になったりします。不水溶性の場合はそれはないが、加工時に煙が出たり、火災の心配があるということでしょう。

空油圧部品や自動車部品を加工しておられる所は不水溶性切削油が使われることが多いようです。
油も大手メーカーさんが出されている製品から、中小含め添加剤をブレンドするメーカーさんの製品まで、星の数ほどあります。

全てを使って評価するなんて事はできなので、切削油を多く扱っておられる方に聞くか、メーカーさんに問い合わせるか、製品カタログを見るのが一般的で一番よろしい。あとは実際使ってみて、主要加工内容とにらみ合わせ決めるのがベストでしょう。

これ以上のことは何とも言えない。弊社ではマシニングに使う切削油は、粘度(洗浄性)、油脂分、極圧分、製品の腐食性と価格を比較し選定している。JISの分類でいえば、2種13号または3号あたりをよく使っているようだ。


おすすめの切削油
取引先の長年の実績から、非常に評価が高い製品を教えてもらったものをそのまま紹介しましょう。
実際うちでも使用してよかったので、それ以来ずっと(10年くらい)使用しています。

それは出光のダフニー・マスター・ドロー・FR-80という製品です。これをタッピングオイルとして使用します。
特に生材(SS材)やステンレスの孔明けやタッピングにこれを付けてやると良く切れます。
粘度はピストル型油差しで十分出る粘度です。色は濃い茶褐色でぬるぬるしています。

カタログによれば、本来は冷間引抜きに最適な加工油、磨き棒鋼用となっています。
20L入り(上の写真)でも2万もしないと思うので一度だまされたと思って使ってみてはいかがでしょうか?

コストパーフォーマンスでこれ以上のものは、お目に掛かったことがない。
これ以上のタッピングオイルをご存じの方はぜひお教え願いたい


注意!
 弊社は技術マル秘画像集で紹介している商品を販売している会社ではありません
従いまして、
商品カタログ、見積等請求されても対応できませんのであしからずご了承ください
同じ物、同等品でしたら、お近くの機械工具商、DIY店等でお探しになれば見付かる事でしょう
また、このページ内容に対しメーカーへ直接問い合わせることはお控え下さい。
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電話でのお問い合わせ、質問はご遠慮下さい(特に、本社へ電話されても返答出来る者がおりません)


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