ツールプリセッター編
これは非売品のツールプリセッター(窪屋鉄工所製造)
(ツールプリセッターとは、マシニングセンターで使用する工具の長さと径の大きさを測定する道具(機械)である。長さと径の大きさの工具情報をもとにマシニングセンターは動く)
これは弊社で使用する目的で製作したものである(1983年頃だと思う)
当時、横型マシニングセンター(500角テーブル)を初めて導入したので、機械操作の習得と実益を兼ねて製作されたのである
弊社は、社長が機械道楽な為(機械加工屋さんはこういう人が多いようだ)心間3000のフラットタイプの旋盤をはじめ、振り580心間1500の旋盤6台とNCボール盤(立型マシニングではない)2台、600円筒研磨盤にセンターレス研磨機、#3フライス盤、帯鋸盤、汎用旋盤etcを保有し、狭い工場に押し込められていたが、ある日突然さらに2パレ500の横型マシニングがやって来たのである。私自身、機械道楽社長のお陰でいろいろな機械をさわらせてもらったが、今日からこれを使えと言われたのには面食らった。1週間の研修を終え、まだ導入マシニング用のワークがないにも関わらず機械の稼働時間を上げるにはどうすればよいかと考え、工具セッティング時間の短縮が鍵ということがわかった。当時、何社かのツールプリセッターの見積を取ったが、安くて150万からで300万近くしていた。横型マシニングセンターがまだ多く普及してない所に加え、本格的なプリセッターは台数が出ていない様で、この様な値段がついていたのであろう。
200万もするなら作ろうということとなった。設計から部品調達、加工、組立調整まで自社で行い出来上がったものがこの写真である。短期間のわりによくできたと思う。
すでに20年近くを迎え、いまだ現役バリバリで重宝しております。リニアスケールや表示器、リニアガイド、ボールペアリング等使用で、トータルでは結構な金額となったものの、工場に来られるお客さんが「おやぁ」と足を止める1品となっている。
20台くらいまとまればいい仕事なのになぁ・・・誰か発注してくれません?作りますよ
おもな仕様内容
測定範囲
径方向 0〜φ400
軸方向 65〜400
デジタル表示
径方向 0.005(φ0.01)
軸方向 0.01
スピンドルサイズ
NT50 クランプは手動
操作方法
各軸手動ハンドル操作
各軸リニアガイド、ボールねじ使用
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同じ物、同等品でしたら、お近くの機械工具商、DIY店等でお探しになれば見付かる事でしょう
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