技術マル秘画像集(面取り具編）

これは結構有名なNOGA社（イスラエル）製の面取り、バリ取りツールです
面を取るとは、ある一面とある一面とで構成された稜線を取る（削る）作業である、要するに角を取る（なくする）ということである。
９０度の角度のところに面を取る場合、４５度に角を取ることが多い。

バリとは、ある一面を削った時にでるカエリのことである。９０度に尖った角やカエリ、バリはある種の刃物の様に、鋭く危険で取り扱いに注意しなければならない。だから、通常危険のないように取るのである。
加工する場合、バリが発生しない加工工程、方法を通常は選択するが、どうしても出る物は出てしまう。やっぱりそれを取るのは往々にして最終的に手作業となる。

そこで役に立つのがこのバリ取り、面取りツールだ
誰が使っても、そこそこ綺麗に取れる。特に穴の角を取る場合、この工具は本領を発揮する。
工具取っ手より先の刃物の部分が、３６０度自由に回転する事によって角に均一に力を掛けられる、しかもバリ、面取りには常に最適な角度で当たるから都合がよい。この製品は面取り、裏面取り、キー道用、スクレーパーなど様々なバリエーションが揃っている。

職人さんなら自分が使うものは独自で作ったものだが、管理社会ではそうもいかない。日本人は器用なので商売にならないのか、バリ取りシステムの会社は国内には見あたらない。なぜかこれはイスラエル製である
値段は高くはないので、模型作りや工作に持っていれば便利な一品です。